2023年12月28日木曜日

恒例!今年印象に残った水草 2023

 早いもので2023年もそろそろ終わります。

毎年時間が経つのが早くなったと言っている

気がしますが今年も言っておきます(笑)

流行語大賞のように最後の最後に出たものが

印象に残っていて選ばれる、みたいなことも

無きにしも非ずといったところですが一応1月から

入荷を見直しています。

今回は入荷ページのリンクを作ってみましたので

その時の画像をご確認いただけます。


※決まり事※

当店に「入荷した」、当店から「リリースした」

水草に限ります。

イベント、個人輸入、直販のみ、他店入荷は

関係無いので対象外です。


クリプトコリネ+ラゲナンドラ

コメント:引き続き問屋さんの現地便は入荷しています。

価格が上がるのは今のご時世仕方が無いのですがクオリティが

ついてこないのが厳しいですね。新種も来るのですが。。。

・Cry.ヌーリィ(var.ラウベンシス) [トロピカ]

日本→どこか→デナリー→トロピカなんだと思いますが

こんな種類が作られるとは。まぁ丈夫で綺麗なので。

・Cry.ヌーリィ(var.ヌーリィ) [スリーパドマ]

扱いにくい種類だったはずがなぜか丈夫になって

組織培養カップで登場。元株に良いのを使ってるっぽい。

・Cry.スピラリス Jwara [スリーパドマ]

スピラリスタイガーからの、とは言うものの

おたくのマハーラーシュトラレッドではないの?と

確認したいのですが(笑)

・Cry.ウェンティ [スリランカファーム]

割と特徴的なタイプだったのか妙に人気化(笑)

いや、良い意味でですよ。

・ラゲナンドラ ナイリィ コンパクト [スリーパドマ特殊]

特殊=大人の事情。久々だったのに不人気で私個人は

おこです(笑)

・ラゲナンドラ Tenkasi [スリーパドマ特殊]

以前トキシカリア テンカシィで入荷歴があるので

トキシカリアでしょう。自分用に残せば良かった。。。

日本国内には昔のを含め残ってるだろうけど。

・ラゲナンドラ ケラレンシス [スリーパドマ]

これ、綺麗ですよ。

[入荷ページ]

ヌーリィ2種

スピラリスJwara

ウェンティ

ラゲナンドラ特殊

ケラレンシス


アヌビアス

コメント:「基本的には」ワイルド便は終了しています。

今年は無しかと思いましたが滑り込みで(笑)

まぁ流行語大賞と同じで間際のモノは印象に残りがち。

・An.キングコング

どこがどうなってキングコングかさっぱりわかりません。

コーヒーフォリアの何かしらのはずなのですが、

どうにもキリン絡みの雰囲気も拭えず。とりあえず

価格も草姿も良い感じでした。

[入荷ページ]

キングコング


エキノドルス+ヘランシウム

コメント:こちらもワイルドはほぼ不可。

仕方ありませんね。かと言ってファームからも

ろくに期待も出来ないのがツラいところ。

同じく無しでもおかしくないのですが。。。

・Ech.ジャングルスターNo.1 [国産ファーム]

動物などの名前がつかずに終わってしまった

ジャングルスターシリーズの1番。とは言え

シリーズ中屈指の出来だと思います。国産で残ってるのは

悪いことではないですね。

[入荷ページ]

ジャングルスターNo.1


ブセファランドラ

コメント:こちらは完全にワイルド不可。

さすがにこうやって書いているといよいよ水草も

終わりに近い気がしてきた。。。

・ロイヤルレッド [東南アジアファーム]

最初に来た株は「おぉ!」と思ったのになぜか

2回目以降「ん?」となったもの。でも綺麗ですよ。

・ハデス [東南アジアファーム]

いつかどこか聞いたような、と言う物でも普段流通していない

ものを作ってくれるのはありがたい。

・ニードルリーフ [トロピカ]

これも日本→どこか→デナリー→トロピカの

パターンだと思いますが、デナリーの表記は

ミクランサ ニードルリーフなのですがトロピカは

sp.ニードルリーフなんですよね。なんなんでしょ。

[入荷ページ]

ロイヤルレッド&ハデス

ロイヤルレッド2便目

sp.ニードルリーフ


アポノゲトン・ニムファ・クリナムなど

コメント:ちらほら来ているようですが

私が未確認の物が多いので殆ど無い扱いですね。

・バークレア sp. aff. ロトンジフォリア Mahakam hulu [TB]

近年、そういった傾向がありますがバークレアも

分類が見直されて種類が増えました。ややこしい。

これはモトレイっぽさが薄い感じでしたね。

[入荷ページ]

バークレア


有茎草

コメント:基本的にはファームものになりますが

時々イレギュラー的な入荷がありますね。

・バリスネリア ルブラ [東南アジアファーム]

やっと来たと言ったところですね。画像を見ていて

わかっていたはずですが小ささに意外性を感じてしまった。

ファームである程度育てられているはずなのですが

輸送にはあまり強くないことやある程度の温度が

必要なこともあり、さてどうなるか。

初動はあてにならないのはどの水草も同じ。

意外と容易だとそのうち適当に扱われるし、難易度が

高いとそのうち消えるだろうし。こういうのは

育とうが枯れようがやはり初便でやることに

醍醐味がありますね。

・ポゴステモン ステラータス ベリークリーク [東南アジアファーム]

V.ルブラと一緒に来た産地?がついたポゴステモン。

たぶん普通のステラータスだと思うのですが

一応やってみよう。水中化が始まった初期の形状は

あてにならないのでしばらくは確認作業。

・ハイグロフィラ セルピラム [スリーパドマ特殊]

以前入荷があったんだと思いますがセルピラムとしては

こちらではお初。水上葉を見る限りとても水中化するとは

思えないのですが馴染めば丈夫。これは良い水草ですね。

最近の水草の中では個人的な楽しさは上位かも。

・ハイグロフィラ コリムボーサ Nachimale [スリランカファーム]

たぶん種類としては何度も来ているのかも知れないし

なんだったら2022年とはモノが違うと言うことで

2023は名前とモノが入れ替わってる状況が散見され

ややこしくなってしまった。

ラクストリス スモール系でしょうけど成長が遅いので

120の前景付近で使えないかと改めて確認作業中。

[入荷ページ]

バリスネリアとポゴステモン

ハイグロ セルピラム

ハイグロ コリムボーサ Nachimale


シダ(水生種)

コメント:何かしら来ているのは見ますが

買おうかと言うところまで至らないのは

なぜだろうか。。。

・該当種無し


ちょっと一言

コメント:新しく来た種類・品種の中でどうにも

腑に落ちないものとか。。。

・真っ白な水草

普通に植えて育たないと思うんですけど

どこまで作り続けるのか。。。

とりあえず作り手には水槽で育った様子を

見せて欲しいですね。

ポゴステモン ヘルフェリィ ホワイト

ミクランテムム ツウィーディ ホワイト


まとめ?!

最後の最後に大物が来たのでそれに持って行かれた感が

あるのですが、個人的には急に来たわけでは無いので

サプライズ感は薄かったんですよね。

もちろんいつお目にかかれるかわからない水草が

入荷したことは喜ばしい限りですし、感謝しか無いです。

今後も期待しております。

基本的にはもうファーム物がメインとなるのは

仕方の無いところですが昨年のヒプティスや

今年のセルピラムなんかは特筆に値する種類だと

思ってます。

あとバリスネリア ルブラもファーム物と言えば

ファーム物と言えるので(笑)

こういったファーム物は取捨選択しながらにはなりますが

取り入れていきたいですね。

価値観は人それぞれなので何をどうするかは自由ですが。

ワイルドでもファーム物でもビビッと来た種類や

待ち焦がれていた種類は自分が最初に育ててこそ

思い入れも達成感も経験値も得られるってものです。

もうそんな機会も無くなりつつありますけどね。


と言うわけで2023年もお疲れ様でした!




2022年12月28日水曜日

恒例!今年印象に残った水草 2022

年々時間の経過が早くなる気がするのは

そんなお年頃だからでしょうか。。。

今年も振り返ってみると大したことはしていない。

頑張っていたのは配信だけ(笑)

今年の入荷はと言うと、漠然とした印象は

「結構水草来たよね!」

だったのですが、拾ってみると普通でした(笑)

まぁちょっと贅沢言いすぎだと自覚してますが。

 

※決まり事※

当店に「入荷した」、当店から「リリースした」

水草に限ります。

イベント、個人輸入、直販のみ、他店入荷は

関係無いので対象外です。


クリプトコリネ+ラゲナンドラ

コメント:問屋さんの現地便が再開してます。

ただインドネシア便なので今までのトレースが

多いですね。TBさんもたまに入れてくれます。

最近はファームからラゲナンドラも来るので

プラスしました。

・Cry.ウェンティ ピンク(Sreepadma)

昨年のフルールポットフラミンゴもなかなか

驚きましたがインドファームの組織培養カップが

更に凄いことに。フラミンゴとは言ってませんが(笑)

・Lag.ケラレンシス

それっぽいポット物が来ました。こう言うところ

作ってくるのは評価したいですね。

・Lag. ミーボルディ グリーン(AQUQFLEUR)

これかどうか不明ですが緑っぽいのはもしかしたら

別種の可能性があるようです。なんにせよ

ラゲナンドラはまだ楽しめそうですね。

・イデイイ(TB便)

お久しぶりと言う事で。

Sreepadmaのウェンティピンク。
凄いボリュームとびっくり価格(笑)
ラベルの裏にインド最大ファームって
書いてあったのが面白い(笑)










アヌビアス

コメント:諸般の事情で基本的にはファーム物が

メインですが神畑さんから古いものがちらほら。

個人的には結構取捨選択してます。

一応水草マニアの端くれなので商売上やれば

良いものでもやらないこともあります。

そう言う人は店に不向きです(笑)

・ジャンボキリン(台湾)

お気を確かに!と言いたくなるようなものでした(笑)

いや、こういう姿勢は嫌いじゃないです。

とは言えそのうち消えるでしょうけど。

・ジェイド

今のところ見ている分にはこれは優秀ですね。

こういうのを「改良」品種と呼ぶべきかと。

・ミニコイン(Tropica)

なんとなく出そうな感じでしたが本当に

出るとは。。。普通に水中で育ってるので

使えますよ。

・ギニア・カメルーン便増殖株

神畑さんが何とか残してくれていたので

僅かながら今でも入手できました。

有り難い限り。

大丈夫か?と思う取り組み(笑)
いや、良い意味で。












エキノドルス+ヘランシウム

コメント:引き続き採集物は来ません

ファーム物は今も昔も変わらず色々あるのですが

元々名前と実物が異なるものは大なり小なり

ありました。しかしながら近年は以前にも増して

と言う気がします。

・ラジカンス(アクアフルール)

種類としては普通ですが、丸葉が可愛らしく

かなり良かった印象。次来ることがあれば

敢えて沈めてみたいかも。

・グリセバキィ ブレヘラエ(Tropica)

普段なら神畑さんは仕入れないらしいので

無理に頼みました。皆さんお付き合い頂き

ありがとうございました。うちはまだ

浮かんでます。。。やっと植える所を決めました。

・テネルムいろいろ(Sreepadma)

入荷が再開したインドファームですが

こちらも諸般の事情で組織培養カップのみ。

なんとなく名前で買ってしまうブロードと

マイクロ?ミクロ?でしたが、さて。


なんか懐かしいですね。
アマゾンソードは流通してますが
昔は普通種でもトロピカってだけで
輝いて見えたものです。。。














ブセファランドラ

コメント:引き続き寄生虫で規制中(笑)

取り敢えず建前上採集物が入ることはありません。

もちろん、当店にも入りませんよ~。

増殖株も新たに入荷することは無いですね。

・Bucephalandra(TB便)

草じゃなくて本(笑)TBさんによるオール現地写真の

通称「ブセ本」(笑)まぁ私が勝手に呼んでるだけの

いつものパターンですが。。。

草が無いので本を入れておきました(笑)

ウソでしょ?
持ってない人居るんです?(笑)













アポノゲトン・ニムファエア・他

コメント:取り敢えず球根系もさほど目新しいものは

なかったので。。。

・クリナム ナタンス コークスクリュー(神畑カメルーン便)

もう入荷は無いと思ってましたが神畑さんが

やってくれました。上手くいく時とそうでない時の

差が大きいきがしますね。

・クリナム ナタンス (神畑カメルーン便)

例のオモダカ科の中に混ざっていたので葉をカットされずに

現地葉付きで来たナタンス。

他にあったかどうかは確認出来ましたが、葉付きで届いたのは

珍しいのでお店に残してます(笑)

・バークレア モトレイ(TB便)

時々入れてくれるのでありがたいです。

直近の物は着状態が素晴らしかったのと

なぜか売れたようなので割と残ってるっぽい。

分類が変更になって種類が増えてましたね。

モトレイなど丸葉のバークレアは
なかなか機会がないのでありがたい。












有茎草

コメント:ファームからポツポツと来てますね

とは言え、欲しがる人は大していないので

2発目以降は動きが止まることが定番ですねぇ。

・ヒプティス ラキニアータ(AQUAFLEUR)

ファーム物の有茎草の新作は多くが逆輸入パターン

ですが、本種は完全に新着種。形状、性質など

面白いのですが、それと人気とは別問題。

・バコパ サルツマンニィ var SG(Sreepadma)

予想としてはアラグアイアレッドバコパ(パープルバコパ)

なのですが私は確認していません。

もしそうなら良いバコパなのでぜひ。

・ジャイアントアンブリア(神畑便)

神畑さんの国産物です。トロピカのが微妙なので

リアルアクアティカならこちら。

もう失われているのかと思ってました。

・ロタラ ラモシオール フロリダサンセット

確か以前からフロリダのラモシオールは色が違うっぽい

的な話はちらほら聞いていたので恐らくそれなんだと

思います。色々と組織培養カップで来るように

なりましたね。。。

面白い水草ですけどね。










シダ(水生種)

コメント:引き続き東南アジアのファームから

何かしら出てきますが。。。個人的に多少興味は

あるもののまず売れないのであまり買わない(笑)

・ミクロソルム トールズハンマー

以前から流通していたのですが、うちでは

ようやく仕入れたものですが。。。

カッセルマンのインスタを見て格好良いなと

思いましたが需要は特に無い(笑)

・ミクロソルム プテロプス フィッシュテール

シダのフィッシュテールは獅子葉のことらしいので

単にそれだけの名前かも。

昔、ウィンデロフと呼べないのでフィッシュテールと言う

名で来ていた物のまんまウィンデロフだったらしいので

これは別タイプ。なお需要(笑)


その他

コメント:基本的に採集された不明種である場合が

多かったのでファームものだけになるとなかなか。。。

・リムノフィトン フルイタンス(神畑カメルーン便)

エキノのところに入れようかと思いましたがひとまず

別枠で。クリナム同様、二度と見ることは無いと

思ってましたが史上最良の株が入荷しました。

サイズも驚きでしたが葉幅の広さ、花芽など

得るものが多かった入荷となりました。日本で

本種の増殖株がホレマニー並みに流通する未来は

あるのでしょうか。。。

・混じり色々(神畑ギニア便)

種類と言うか属と言うかがバラバラなのでまとめて。

と言いますか入荷に載せてないし(笑)

なかなかこう言うのも無くなりましたが来ると

なんとなく楽しめます。

こちらでロストしたものやぐずっているものが

多くなかなかご紹介出来ずにいます。。。

すみません。

衝撃的な入荷でした。
神々しい。











ちょっと一言

コメント:新しく来た種類・品種の中で「ん?」とか

「ちょ、待てよ!」とか思ったりしたもの(笑)

・ノマフィラ ストリクタ(AQUAFLEUR)

昔のジャスティキアっぽいやつ。まだ作ってたのか。。。

・アヌビアス色々(タイ)

昨年同様です(笑)

・エキノドルス ホレマニー グリーン/レッド 他

相変わらずホレマニーじゃないものを送ってきてます。

もちろんこれはこれ、として楽しむのもありだと

思いますが個人的にはこれがホレマニーで国内で

流通するのは受け入れ難い。みんながみんな

別物として扱ってくれる保証はないのです。

昔の改良品種の名前で来るものですら

別物になってたりしますが、こういう物って

極稀にあるから楽しめるのであって来るもの来るもの

全部一致しないってのは個人的にはいかがなものかと

思い続けてますがどうやらそう思うのは

マイノリティなようで。


・いろいろ(スリランカ便、ギニア便など)

落差が大きすぎて(笑)


まとめ?!

取り敢えずなんとなくたくさん来たような

そうでないような。まぁ寂しい感じでは

なかったですね。

もちろんリムノフィトンのインパクトは

大きかったので開封した時は声が出ましたが(笑)

神畑さんのワイルドアヌビアスの増殖株も

楽しいのですがいずれも完全に新しいものでは

ありません。ファームからは新着もありましたが

スター水草に登り詰める種類と言うものは

なかなか出るものではありませんね。

神畑インドファーム便や各問屋のインドネシア現地便も

再開となりました。インドネシア便はかなり価格が

上昇しており状況は良いとは言えないですかね。

もちろんファーム物もまだ値上がりします。

それらを鑑み、結果的にトータルでは中の中~中の上

と言ったところでしょうか。


しかし情報発信もなかなか難しいですね。

ポイズン。。。(笑)

と言う訳で2022年もお疲れ様でした!!

疲れた(笑)



2022年11月3日木曜日

誰得な資料シリーズ【2】

昔、入荷していたファーム物が来なくなることはよくあります。 
特定の種類が来なくなると言うのはまぁ仕方がありませんが
ファームごと入荷が無くなる、ファーム自体が無くなる、
なんてこともあったりします。
そうなった後に、ふと調べたくなっても意外と大した資料は
残っていないものです。
とは言え、そんなこと割とどうでも良かったりすることが
殆どなのですが、気になっちゃう人も居たりします(笑)

先日の配信であったのでカタログから拾ってみましょう。
こういう事じゃないのかもしれませんが、まぁ書いたので
参考までに(笑)


DENNERLE(デナリー)オリジナルのシリーズものになっている
エキノドルスの改良品種です。

Dschungelstar®(←○の中にRです。環境依存文字でした)
いわゆるジャングルスターシリーズですね。


古い方のタグ。紙っぽいやつです。
個人的にはこっちの方が好きですね。


こちらは新しい方。今はどうなってるか
わかりませんが、入荷していた頃の
後半のやつですね。悪くは無いですが
ちょっと普通かもしれません。





E01
名前がありません。日本国内では昔からナンバー1(ワン)と
呼ばれています。私が輸入業者に居た時からずっと
ナンバー1呼びです。

no.2
E02 'LITTLE BEAR'
カタログではリトルベアーですが、昔はスモールベアと
呼んでいました。今でも日本ではスモールベアですね。
リトルと言う人はいないと思います。

no.3
E03 'PYTHON'
これは後になってから来たものなので入荷した回数は
やや少なめでしょうか。
パイソンだと思いますが、もしかしたら間違って?
フィトンと呼ばれることがあるような気もしてます。

no.4
E04 'GRIZZLY BEAR'
これも後から出てきたものですね。同じく入荷した数は
更に知れてるような印象です。入荷したっけ?
グリズリーベアでなぜかクマ好き(笑)

no.5
E05 'BIG BEAR'
スモールベアと並んで割と有名な品種です。
今でもたまに国産品が流通しているような気が
しないでもない。無いかもしれない。知らない(笑)

no.6
E06 'ELEPHANT'
象さん(笑)
新しいカタログでは欠番になっていて名前すら
載っていません。さてはロストしたな(笑)
さらっと資料を探したものの見当たらず
私の記憶だけで書いています。

no.7
E07 'LARGE OSIRIS'
大きなオシリスと言う事ですがオシリスは大きいような
気もする。。。リアタイで知っている人には
GROSSE OSIRISの方が馴染みがあるかも。
国産も無いと思うので見かけないんじゃないかな。

no.8
E08 'OZELOT GOLD'
オゼロット、オゼロットグリーンに次ぐ第3の山猫。
後半の中では回数は多かった方かもしれない。
なんとなくですが。違ったらすみません。

no.9 
E09 Spotted Harbich
名前はあるような無いような。。。
カタログ掲載が他の品種のような大文字ではなく
「'~'」と言う表記でもないので便宜上こう呼んでる
と言った感じでしょうか。

no.10
E10 'RED LEOPARD'
スクルエテリに褐色斑が入ったのがレオパードですが、
こちらは地色が赤系。あまり来てないかな。。。
忘れました(笑)

no.11
E11 'RED CORDIFOLIUS'
赤いラジカンスですが、結局褐色斑も入るので
既視感はある感じでしょうか。
これは入荷があったかどうか覚えてないですね。

no.16
E16 'RED MAMBA'
何度か入荷していますが、四角いマザーポットで
のみ入荷していた記憶があります。
当時7000円くらいしていたと思いますが、高くて
売れてなかったような。今はそれ以上のポットも
しばしば入荷しますけどね。。。


no.12~no.15はカタログでは欠番です。
ジャングルスターっぽい名前ですが入っていないものに

E163 'OZELOT'
E165 'FOXTAIL'
E168 'OZELOT GREEN'
E177 'GREEN LEOPARD
E178 'TROPICAL FISH'

などがあります。

まさに誰得(笑)





2022年8月20日土曜日

誰得な資料シリーズ【1】

 昔は色んなやりとりがFAXで行われていました。

問屋さんの在庫や新入荷のリスト、器具の発注、

新製品の案内、年末年始の休業のおしらせ等々。。。

現在も一部残っていて微妙な感じはするのですが

そのうち無くなることでしょう。

私も昔は一斉送信リストの登録や削除をやった

記憶が。。。あ、今のお店じゃないですよ(笑)

PCでの受信と言う手段もあるのでしょうけど

多くは感熱紙だったと思います。

この感熱紙と言うのは時間が経つと消えるんですよね。

そう、うすーーーくなって読めなくなる。

と言う訳で、水草関連で役に立ちそうだけど

誰の役に立つかわからない消えそうな情報を

残してみます(笑)

今回は某業者さんが輸入していたクリプトリストです。

店頭にも少し前にいくつか残ってましたが

殆ど無くなりましたね。

※表記等すべて原文のままです。

※エクセルに打ち直したものをスクショ

何種類かはお店でもやってました。
クブはパリジだったと思います。
丸葉系は恐らく殆どがグラボウでしょうね。













古くからクリプトを維持している方は

もしかしたらお手元に残っているかも

しれませんね。

そう言えば昔買ったなぁ…と懐かしむも良し、

伝言ゲームで原型をとどめていない産地を

訂正するも良しです。

たまにめちゃくちゃになってる地名を

見かけますよ(笑)

もうそのまま引き継がれるのだろうと

諦めて見てますけど。

2022年6月26日日曜日

持っておきたい水草関連書籍【10】

 昔は毎年のように何かしら熱帯魚の

図鑑的なものが出ていたように思います。

恐らく良い時代だったからでしょうね、

ある程度売れたんだと思います。

内容は出版元の熱量だったりどのような

情報ソースやライターを持っているかで

大きく変わったかと思います。

そこで南米最強のバックグラウンドを持つ

アグアから出た図鑑がこれ。



もちろん熱帯魚がメインですが
水草も多数掲載されています。
結構使えるんですよ、これ。














熱帯魚も水草も怒涛の入荷があった時代、

黄金期の軌跡ともいえる書籍ですね。

2300と言う数字に圧倒されます(笑)

水草そっちのけで魚だけ見ていても

かなり満足できます。

水草は300種の掲載となっています。

500種だなんだと言っていると少なく

感じてしまいますが十分な数ですよ。


おすすめポイント

図鑑の写真は恐らく殆どが吉野さんの

物なので綺麗で見やすいです。

種類は一般種から新着系、ファーム物の

ちょっと変わったところまで幅広く

掲載されていて非常にバランスが良く

水草好きならなるほどと思えるチョイス。

やはり多くが水中葉なのもポイントです。

属ごとに分けてある点や、インデックスも

ポピュラーネーム、学名と2種あるのも

毎回のことながら見るべき点ですね。

種類の解説は字数制限が結構大変

だったんじゃないかと思うのですが

意外と重要なこともサラっと書いてあり

よくまとめてあると思います。


水草にしか興味が無く、熱帯魚の

部分は要らないよ。。。と思っても

それが買わない理由にはならない

図鑑だと思います。


THE AQUARIUM 2300 ATLAS

熱帯魚2000種&水草300種大図鑑

定価3800円(税別)

1997年8月20日発行

松坂實 富沢直人

ISBN 4-938954-85-0



2022年6月19日日曜日

持っておきたい水草関連書籍【9】

こうやって水草関連の書籍を拾っていくと

意外に日本の本があることに気付きます。

しかしながらやはり水草マニアとしては

海外の図鑑は所有しておきたいところ。

何と言っても装丁が格好良い。

むしろ飾らずにはいれないですよ(笑)

もちろん中身も優れていてこそでは

ありますが。。。

それを実現しているのがこちら。


飾ってくれと言わんばかりの
表紙です。超イカしてる(笑)
中身は完全にマニア用。














まず装丁でやられますよね(笑)

重厚で迫力があります。

所有することによる満足感が相当高い。

ドイツ語なので基本的には絵本ですが

眺めるだけであれこれ妄想出来ました。

まさかここに載っている水草がその後

入手出来るようになるとは。


おすすめポイント

水草は基本的にイラストですがそれが

また良いのです。拡大コピーして

額に入れて飾りたいくらいですね(笑)

写真も少しあってクリプトのものが

多いのですがほぼ仏炎苞です。

これだけまとめて仏炎苞の画像が

見ることが出来る書籍も少ないと

思います。

掲載している種類はかなりロゼットに

振ってます。アポノゲトンも多いですね。

有茎もありますが普通の水草本よりは

かなり少ないかと思います。

今はインターネットでも翻訳出来るので

読もうと思えば読めるかもしれませんが

見ているだけでも飽きの来ない内容です。

1種ごとにしっかり解説があるので気になる

種類だけも読んでみるのも良いと思います。


水草マニア、特にロゼットに寄っている人は

必ず役に立つと思います。

もちろんそうでない人にも。



AQUARIENPFLANZEN

定価----

1990年発行

Hendrik C.D.De Wit

ISBN 3-8001-7185-6


2022年6月12日日曜日

持っておきたい水草関連書籍【8】

今現在、水草のことを調べる時に

まず使うのはインターネットだと思います。

ただ検索と言うのはちょっと頭を使わないと

思うような結果が得られないことがあります。

そういう時に書籍は便利なのですが

マイナーオブマイナーな水草と言うジャンルでは

そうそう頻繁に使える図鑑が出るわけでは

ありません。

そんな中、登場したのがこれです。


満を持して登場した水草図鑑です。
アクアリウムの水草に対しては
全方位型なのでとても便利!














水草図鑑と言うのは滅多に出るものでは無いので

出版されるだけでもありがたいのですが、やはり

水草マニアとしては中身にこだわりたいところです。

掲載されている種類、写真のクオリティ、水草の

状態、等々。。。そう言った複数のファクターに

対する要求を満たすと言うのはなかなか困難ですが

本書は水草の採集、栽培、同定、撮影等をこなす

吉野さん本人が作ったことによってそれが達成

されています。


おすすめポイント

何と言っても掲載数の多さですね。

しかも古い水草から当時の最新まで幅広く

網羅しています。写真も美しく非常に

見やすくなっています。

また、著者がAL誌において新着水草や水草特集で

写真を提供し続けてきたことや国内外で

採集していたこともありマニアが通ってきた

道程そのものが掲載されていると言っても

過言ではありません。

あと私も少し協力しているところもポイントです(笑)

1つ難点を挙げるとすれば、初期に紹介された名称と

本誌に掲載されている名称が大きく変更されている

種類があり、少しややこしくなっています。

とは言え、過去の南米や東南アジアから入荷した

採集物の水草たちを知る上では外すことのできない

資料となっています。


水草の楽しみ方、AQUATIC SCENE、そして

本書を加えてこの三大吉野本は水草マニアに

欠けてはならないピースでしょう。


世界の水草728種図鑑

定価2552円+税

2005年11月2日発行

著者 吉野敏

ISBN 4-89512-534-3