2016年10月28日金曜日

ピクタム マイノリティ (4)

引き続き誰得な緑三色のご紹介。
AZ便が続きましたので、気分を変えて(変わらない?)、
他便の緑三色を少しご紹介したいと思います。

実はまだAZ便も残っているのですが、いつ終わるのか。。。
という空気も無きにしも非ずでしょうし、良い感じに
育っている株のストックも無くなってきたこともありますので
次回を最終回にしたいと思います。


では、早速いきましょう。


産地は同じでも様々。
TB便 AG(=A産地緑三色)
サンプル1
葉は比較的早い段階で細目。
模様は中央よりだが、まだMaxには
なっていないので最終形は不明。
同株の別の葉。やはり模様はまだ中央寄り。
ただし、黄緑の中に地色の細かい散りが
増えています。縁のウェーブも顕著。
葉を横から見たところ。
縁の波打ち度合いがよくわかります。
なかなか細かくて良い感じです。
サンプル2
模様の構成はサンプル1とほぼ同じと
思いますが、やや散る感じ。葉の形状が
同程度のサイズでこちらは普通の葉っぱと
言った形で、縁のウェーブは殆どありません。

標準的な形状。濃い色の散りは入ります。
サンプル3

やけに腹筋っぽい(笑)模様は主脈から外側に
滲むように少し広がるだけ。まだ完全に
成長したわけではないのですがある程度の
サイズではあるので、散らないタイプでしょうか。

よく見ると主脈は白いんですね。
1枚目の写真では先の方だけ白がわずかに
広がっているのが見えます。幼株表現の名残か
葉の付けの付近にも白が見て取れます。
そして3色目の緑が殆ど見当たらない。
なので、緑三色に入れて良いのかも不明。
極々稀に黄緑らしきものが見えるのですが
もっと大きくしないとわからないですね。。。

 C産地のは珍しいか?
TB便CG(=C産地緑三色)
葉の形状はピクタムらしい標準的なものです。
模様の分量が多く、まだ成長の途中ですが
地色の面積の方が少なくなりつつあります。


よく見ると縁がギザってますね。これも良い感じです。
模様の面積は地色と完全に逆転しました。
一見反転と言いたくなりそうなこの状態は「反転」ではなく、
単に模様の面積が広くなり模様の間から地色が見えているだけと
考えています「反転」は地色であるはずの濃い色が模様になり、
2番目の明るい色が地色になっている状態と、私は認識しています。

最近はもうあまり見かけない?
LA便 アチェの緑三色
やはりニアスやシボルガの物とは雰囲気が
異なる感じですね。それほど数を見た訳ではありませんが、
葉先に向かってスッと尖る印象がありますね。


この株も地色より模様が多いですが、模様に隙間が
あまりない状態で広がっているので反転っぽくは
見えません。つまり上のCGとは模様の位置が
違うだけです。また、AGのように濃い緑が薄い緑に
散るのではなく、薄い緑が地色に散っています。

あと手持ちがありませんが、実は神畑のPシリーズと言うのが
結構特徴的なんですね。一度仕入れましたが特徴的でした。

AZ便以外にも様々ある緑三色ですが、おそらく多くが
2012年までの入荷で、それ以降は模様が派手な
マルチカラー系や、白(純粋な白は無い)や銀などの面積が
多く、出来るだけコントラストのキツいタイプなどに人気が
大きく偏り、緑三色の需要が極端に減ったため
入荷は殆ど無くなりました。

まぁ需要が無いので、「ルーツさんが言うから採ってきました~!」
とか、ピュアな瞳をキラキラさせて山のような緑三色を
抱えて来られても困るだけなのですが(笑)

次回は緑三色として扱ってはいますが、そうとも言いにくい
異端児的?なタイプもご紹介したいと思います。今回掲載した
AGのサンプル3に近いようなタイプですので、これも
そこへ入れても良いのかもしれませんが、どれもが微妙に
違ったりするので悩ましい所です。仕方ないので(笑)引き続き
すべてを育成している次第です(笑)

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