2017年3月17日金曜日

「ホレマニー」と「ウルグアイエンシス」Part1

先日、当ブログでエキノドルスの魅力について記事を
書きました。

エキノドルス ~アマゾンソードプラントの仲間~
Part1 Part2 Part3 Part4 Part5

そのエキノドルスの中でも私の好きな種類の常に
上位に位置するのがホレマニーグリーンです。
常に1位と言いたいところなのですが、やはり甲乙
つけがたい(笑)
ただし、プライベートで水槽1本に水草1種限定と言われると
ホレマニーグリーンになりますね。 

ホレマニーグリーンはEchinodorus horemanii が
学名でしたが、十数年前でしょうか、Kasselmannに
よってE.uruguayensis var. minorとなり、E.horemaniiは
有効ではなくなりました。

ホレマニー好きとしては一大事です。。。
座標軸を譲ってくださった筒井さんも、当時
私とのやり取りの中で、ホレマニーはホレマニー、
ウルグアイはウルグアイと仰っていましたが
まさにその通りで、これらを同じとするわけには
まいりません。

画像は使いまわしですが(笑)座標軸ホレマニーです。
撮影時は葉柄が短く、草丈も30cmほどで葉数もそこそこ、
と言う、なんとも見栄えよく収まる草姿でした。
ちなみにこういう形が最終形のホレマニーは今のところ
私が見た中では存在しません。草姿は環境で変わります。


ちなみにRatajはホレマニーとウルグアイエンシスを
分けていて、E. uruguayensis var. minorを採用
していないようです。この点は趣味の目線と近いので
良いとは思いますが、その他では少々問題もありますね。
とりあえずKasselmannRatajのエキノドルスの種に
対する見解に相違があるのは事実です。
その辺は当時Kasselmann本人から聞いています。

しかしながら、海外ファームから日本への入荷が
あった場合、ホレマニーとウルグアイエンシスの名前は
ありますが、var.ミノールとしての入荷はありません。
唯一、その名前で入荷したのは今は無きAppo工房便のみ
となっています。

便宜上、ここでは従来のホレマニーをE.horemanii、
いわゆるウルグアイエンシスはE.uruguayensis、
Appo工房のミノールをE.uruguayensis var. minorと
呼ぶことにしています。
そしてこのミノールの存在が、Kasselmannの説に
疑問符を付けざるを得ない理由となっています。

更に2010年のAZ便で入荷したウルグアイエンシスと
ホレマニーを見ると、エキノドルスがまだまだ
発展途上だということに気づかされます。
そして、意外と見過ごされてしまうウルグアイエンシスの
タイプ違いと言うものが実は存在していて、今回の
テーマであるホレマニーとウルグアイエンシスは
なかなか奥が深いものがあるのです。

まぁこの辺に興味がある人が何人存在するのか
疑問ですが。。。(笑)

次回は更に色々と見ていきましょう。

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